副詞を上手に使って感情豊かな英文に
一昔前は、海外文通といえばエアメールが定番でした。最近は早く、コミュニケーションも取りやすいEメールやメッセンジャーなどのチャットツールが海外とのコミュニケーションの主役になりました。 便利になりましたが、外国からの手紙を待つわくわく感も薄れ、なんだか味気なくなってしまったのも事実です。
パーソナルなタッチが減ってしまった分、せめて文章は表現豊かにしたいものです。そこで重要になるのが形容詞や副詞といった修飾語。これらをうまく使えば、 あなた微妙な感情を表すことができ、生き生きとした英文になります。コンピュータを介したやりとりでも、人の温かさが感じられる英文を書きたいですね。
英作文における副詞の使い方
副詞とは何でしょう?
動詞、形容詞、ほかの副詞を描写する語で、方法、時間、程度や頻度を表します。ほとんどがlyで終わるのでほかの語との見分けがつきやすいです。
例えば、誰かが歩く様を副詞を使って描写してみましょう。
He walks to the garden.
He walks slowly to the garden.
He walks happily to the garden.
副詞を追加するだけで文の与える印象が全く変わります。他にも、quickly, fast, confidently, sadly, sullenly, energetically, quietlyなども付け加えることができます。 副詞を上手に文に挿入すれば、文章がよりカラフルになり、読み手にとって状況や感情がわかりやすくなります。更に読んでいて楽しく、人を惹きつける英文になります。ただでさえ感情が伝わりにくいネットを介した英文のやりとりには、どんどん使用したい文法事項のひとつです。
形容詞と副詞のどちらを使ったら良いか迷う場合があります。基本的に形容詞は名詞を描写、副詞は動詞を描写するものなのですが、例外があります。 それは、知覚を表す動詞を使うときです。例えば、taste, smell, feel, look, appear, seem, soundなど。この場合は副詞ではなく、形容詞を使います。
文例:The food tastes delicious.
文例:This perfume smells terrible.
文例:He looks gorgeous.