英語の手紙を書く際に、締めや結びの言葉というものがあります。英語手紙の最後の部分での締めの言葉は手紙の内容によって変わります。例えば謝意は、これからしてもらうことに対する感謝を表現する傾向があります。前もって感謝の気持ちを伝えることにより、相手からよりポジティブな反応を期待できます。
Thank you for your kind cooperation.
→相手に何か援助をお願いするときには、前もってお礼を述べます。
Thank you for your understanding.
→相手に不都合、不利益になりそうなときに使います。「ご了承いただけると幸いです」というような英語手紙の締め。
Thank you for your consideration.
→相手に利益や機会を与えてもらうようにお願いをするときに使います。「よろしくご検討の程お願い申し上げます」的表現。
We look forward to working with you.
→これから一緒に仕事を始める際によく使われる締めの英文。
Looking forward to your cooperation/assistance/response.
→ cooperation や assistance は本文でお願いしたことに対して「よろしく」という意味になります。 response は返事を待っている場合に使います。
We would appreciate your prompt response/action.
→相手からすぐに返事や対処をしてほしい場合の締めの文です。
If you have any questions, please feel free to contact me.
または
Please do not hesitate to contact me.
→相手が質問がある場合にはどうぞ遠慮なくご連絡ください、という意味で使われる英語手紙の締めの一文です。
それ以外の英語手紙の書き終わりである、締めの文例です。
・ Please give my best wish to ○○ . ( ○○によろしくお伝えください )
・ I would appreciate your kind cooperation. ( ご協力、宜しくお願い致します )
以下の締めの英文はどちらかというと個人的な友人向き。
・ I hope you take good care of yourself. ( お体にお気をつけて )
・ I would be very happy to hear from you. ( お返事をいただけると嬉しいです )
次に英語の手紙の結びですが、結びとは日本語の「敬具」にあたる言葉です。相手によって使う適切な結び表現が異なります。
親しい友達などに:
Best wishes, Kindest regards, Best regards, Warm regards, Take care, All the best, Many thanks, With all good wishes, Yours always, Take care
誰にでも使える一般的な言い方:
Sincerely yours, Sincerely,
フォーマルな言い方:
Faithfully yours,
丁寧な言い方:
Very truly yours, Yours truly,
さらに丁寧な言い方:
Respectfully yours, Respectfully, Yours respectfully, Very respectfully yours,
ビジネスシーンでは:
Thank you for your time and consideration 、 Thank you for your kindness and consideration
ラブレターでは:
Adoringly yours, Affectionately yours, Eternally Yours, Forever and always 、 Hugs and kisses 、 Love you 、 Love always 、 All my love 、 Always yours 、 Lots of love 、 Love and kisses 、 With affection, With all my love,
注意点としては、 Regards は知っている人の間でよく使いますが、 Sincerely はよりフォーマルな表現です。締めや結びの言葉は通常本文から2行あけて書きます。頭語と結語のフォーマル度を統一させましょう。